トレンツ・リャド
コロナが流行ってると美術館しまっちゃいますよね。。。
でもここはやっていた(3/22に行きました)
新小岩にある杉山美術館というところです。
チラシミュージアムというアプリで知ったのですが、トレンツ・リャドというスペインの画家の作品が常設されている、個人でやられている小さな美術館です。
リャド以外でも他の作品も企画展ということでやられています。
中に入る際には入り口のインターホンを押し中に入り、2階に上がります。。
ちなみにペイペイが使えます。
…
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……………
リャドやばくね????????????
いや、、、、、、、、天才かな、、、、、、、、、、、
もうこの絵が好きとかじゃなくてこの作風の絵で囲まれているこの空間が天才。
こんな作品がこの世の中にあるのか、、、、、!!!!
色遣いが好きすぎる、、、、、、、、、、
こんなに好みド真ん中の作風なのになぜ今まで私はこの人の存在を知らなかったのかな?????????????
尊ぇ~~~~~~!!!!!!
水面の書き方YABEEEEEEEEEEE
近くで見ても何なのかわからんのになんで遠くからみるときちんと水面をしてるのか私にはもうわからん。
わからんがよい。わからんのが良い。
どうやって描こうと思ったらこうなるのかわからないけどきれいなので何でもあり!!!!!!!!!!!!
繰り返すけどマジでお色遣いがほんと天才すぎる。
湿気と温度を加えたモネ!!!!
ぶっちゃけ私こっちの方が好み!!!!!笑
イタリアとかスペインとかそういう方面の鮮やかさとくすみが両立してる感じがたまらん!!!!!!!!!!
という心の叫び、実際には
えっ
えっ……
うわー…
としかなりません。よくあることですね(?)
また、とってもありがたいことに杉山美術館ではリャドが特集されていた美の巨人たちが見られるのです!30分弱ほどだったと記憶しています。
番組の構成としてはリャドの作品のうちの一枚をクローズアップして、そこからリャドに実際に師事していた日本人の画家さんを案内役に作品やリャドの周辺の人々、作品の紹介をする…って感じでした。
印象派ってとにかく光とかゆらめきとかそういう絶えず動く対象をいかに捉えて作品にするかみたいなところがあるので必然的に作者の言葉も似通って来るのですが、リャドもそれに違わず「一瞬を形にする」みたいな事を言っていましたね。
最後の印象派、と評される彼ですが、印象派のあの輪郭の無さといいますか、そういうのは確かに印象派のそれと言えるなと思いました。
今回見た作品の多くが水辺をモチーフにしているのもモネを彷彿とさせます。
また、美術館にあった図録でしか見てはいないのですがリャドは人の肖像画も沢山残しています。
印象派の人の絵って結構近くで見るとタッチが荒かったりするのですが、まさしくあの感じ。
スプレッシング?的な名前だったと思うのですが、しぶきや光のような物を表現する際に刷毛を少し遠くから振ることでキャンバス上に表す技法がリャドの弟子の方(上記の日本人の方とは別人)がやっていたり。
記憶が定かでないので調べてみたのですが、おそらくドリッピング技法かスパッタリング技法のどちらかだと思いました。
以下はその二つの説明文です。こちらのブログの記事を引用させていただきました。
https://acrylicrab.com/oilpaint-gihou-11
ドリッピングという技法に関しては比較的最近の技術だと言えます。
正確に言うとドリッピングと明確に名称が付けられたのが近代であり、それよりも以前に使われていたとは思いますが。
この技法は「ジャクソンポロック」というアーティストによって開発されました。
絵の具を直接垂らしたり、飛び散らせたりするなど、キャンバスに筆が触れることなく、描き上げる技法です。
偶然的、偶発的な絵の具の効果を期待できます。
ちなみにドリッピングというのは「Drip」(滴る)と「Pour」(流れ込む)を組み合わせた造語です。
スパッタリング技法は先ほど紹介したドリッピング技法と近いものです。
絵の具をかなり薄めてから筆につけて指などで弾くと絵の具が飛び散って画面に乗ります。
これがスパッタリングという技法です。
筆が柔らかすぎたり、絵の具が濃すぎたりするとあまり上手くいきません。
もし試す場合は筆の硬さと絵の具の溶き具合を変えて、上手くいくラインを覚えると良いかと思いますよ。
油絵の具でもアクリル絵の具でも水彩絵の具でも気軽に使える技法の1つと言えます。出典:アクリルラボ『油絵の技法と描き方とは?11個の古典技法から現代の表現まで解説!』
今回は美術館行ったときこんな感じだったなあというのをとにかく書きなぐった文章になりました。
この杉山美術館に関して先にツイッターにあげたのですが、フォロワーさんから「実家にリャドの絵があります」という旨のリプライをいただき、私個人としては嬉しさと驚きと共に非ッッッ常に羨ましく思った次第でした。
読んでいただきありがとうございました!