ゲラン ネロリアビアンカ
GW明けた途端なんだか急に夏になってきましたねー。
昨日今日のTLでシトラス、ハーバル系の香水率がぐぐっと上がってきていたのが印象的だなぁと思いました。みなさんいろんなシトラスやハーバルを持っていて大変勉強になります。おかげさまで試したい銘柄ばかりがたまります。
さて、最近の私の香水事情といいますと、相変わらず1mlとか1.5mlのサンプルを買っては試し買っては試しという清く正しく美しく慎ましやかなものであります。
その中でもつい先日届き、これは!と思った、ゲランのアクアアレゴリアより「ネロリアビアンカ」について今回は書いていこうと思います。本当は届いたその日に書こうと思ったのですがカイエデモードさんのネロリアビアンカの記事が流れてきたのでなんか恐れ多くなってしまったということがありました…笑
ビターオレンジの木のあらゆる部位から採れる、全てのエッセンスが詰め込まれたフレグランス。トップはビターオレンジが爽やかに香り立ち、続いてネロリ、オレンジブロッサム アブソリュートとイランイランがセンシュアルで優しさを表現し、フェミニニティを引き立てます。ベースには、ホワイトアンバーとホワイトムスクが、心地良く包み込むように香ります。香調は、シトラスフローラル(ビターオレンジ&オレンジブロッサム)。(リンク先より引用)
※本来は以前に販売中止されていたものが2018年に限定復刻されたものなので、公式ではなくアットコスメから引用させていただきました。
サンプルをつけた瞬間、
私がネロリだって思ってたまさにその香りだ!!!!!
という感動。
りんごでもバニラでもなんでもいいけど、ピタァっとあてはまることに感動するという時が、香水を探しているとたまにあるけど、今回はまさにそのパターン!
トップに感動。第一印象からアナタに決めてました。
少しだけ青みがある、肉厚の白い柑橘の花から水分と一緒に放たれるような爽やかな初夏の香り。
私の肌だと、その白い柑橘の花にプラスして、ウッディまではいかなくとも青い柑橘の皮…というか、まあ柑橘の果実の青い部分というか、花の部分よりかは芯の通った香りもある。これが「ビターオレンジの木のあらゆる部位」なのかな。
で、文中にあるホワイトアンバーホワイトムスクに着地。
私が小学生の時、家に生えていたミカンの木を思い出した。隣家が畑で、その敷地にあったミカンの木をなにかしらの理由で一本うちがもらうことになった。
庭仕事に疎かった我が家でも、この木はちょうどこの時期にキレイな白い花を咲かせて、濃密でも爽やかな匂いを放っていた。このネロリアビアンカはその匂いだった。
思えば、花の匂いの青臭さに触れたのはあれが初めてだったのかもなぁー。
よそのお宅に生えていて良い匂いのする花は大体甘い匂いだったので、このミカンの花の匂いは鮮烈だった。
花と葉っぱの向こうに見えるこの時期特有の晴天や葉のヒンヤリカサカサした感触。
葉っぱに卵を産んでいたアゲハチョウ。
春から夏に動こうとする強い日差し。
数年間の間、秋から冬にかけてなっていた実の、市販のものほど甘くはなかったけど妙に旨味のあったこと。
このネロリアビアンカが思い出させたのは、そんな諸々の思い出だった。
だからかは知らないけど、私には定期的にネロリ方面の香りが欲しくなる波がある。(厳密に言うとネロリだけでもないことに最近気づいた。ちょっとビターな柑橘という感じ)
当時はビターなネロリ!!メンズ寄り!!ウッディがあるのもよし!!
といった今より骨太なものを探していたのを記憶している。
画像のチョイスはさておき。
まあ、ともかく、今回のセカンドウェーブはマンウッドネロリも手持ちになって久しい昨今のもの。
季節は初夏。
湿度と切り離せない日本の夏、香水として欲しくなるものが柑橘やハーバル系、マリン、ティー路線のものになるというのはあまりにも当たり前のこと。
ついでに言うと、もともと私の肌は甘め重めの香り立ちになる傾向が強く、このマンウッドネロリも最近は肌につけるとものの5分でラストのりっぱなホワイトムスクに。
ネロリはおろかウッディの面影すら残ってない始末。
いや、これはこれで…いいんだけども…!
私の夏って…こうなの…!?
大丈夫大丈夫!まだ可能性あるよ!
TLの皆様の #あなたの夏の香りは の中にも試したことない銘柄沢山あるでしょ!!てかほぼ全部そうでしょ!!!
ネバーギブアップ!!探せ!!!
という一筋の希望、もとい一喝を与えてくれるようでありました。
私の夏は始まったばかり……
to be continued...……
あー檸檬堂飲みたい。氷結でもいい。